
大きなお金が動く一端を担っている、そう思うと責任とやりがいを感じます。
河野 浩樹
技術セクション2013年新卒入社
HIROKI KAWANO

現在担当している仕事について教えてください。
技術セクションで生産管理をしています。主な仕事は、製造に使用する原料を決める「配合」です。まず、入荷した原料スクラップ(例えば建物の解体で出たサッシや、使われなくなった鍋、アルミ製品の製造工場から出た端材など)に「どんな金属成分が含まれているか」を分析します。分析結果をもとに、合金製造ユニットに渡す「配合指示書」を作成します。配合指示書とは、どの材料をどれだけ投入するかを示す、料理でいうレシピのようなものです。原料の分析結果をもとに、「コストや品質を考慮しながらいかに工夫して、お客様の要望する規格通りに作り上げるか」が一番のポイントです。1枚の指示書をもとに1,000万円分の製品が製造されるので、やりがいとともに責任感も感じます。
「重要なスキル」や「こういう人が向いている!」と思う点はありますか?
「コミュニケーション力」は、やはり大事ですね。原料を受け入れ時にチェックしている業務セクション、自分の作った配合指示書を渡す合金製造ユニットとは、特に連携が必要です。またお客様から新製品の相談を受けたときも、業務セクションと合金製造ユニットと一緒に試行錯誤し、生産できるようになりました。現場で新しいことにチャレンジしていると、「一緒に頑張ろう」と知恵を貸してくれる先輩がたくさんいます。「まずはやってみよう!」という前向きな姿勢の人は大歓迎です。もちろん失敗することもあるので、「失敗してもめげない」人が向いていますね。成分値や重量などを扱うので、数字に強かったり真面目であるという点も大事ですが、なにより「失敗した際に何が原因だったのか」を突き詰められる人が「新しいものを開発する」という点でとても重宝されます。

どのようなときにやりがいを感じますか?
お客様から依頼を受けた、新しい製品を安定的に供給できるようになったときです。運よくうまく作れた、では意味がないですからね。データを基に原料や管理項目を確立することが大事だと思っています。苦労した製品が、お客様先で品質に満足してもらえていると聞くと嬉しく、充実感や自身の成長を感じます。
入社のきっかけや、入社後に感じたギャップはありましたか?
学校で求人を紹介されたのがきっかけです。工場見学で、初めて原料スクラップを見たときに「えっ、ゴミじゃん」と思ったくらい、アルミリサイクルのことを知りませんでした(笑)。入社してみたら、コワモテの先輩がとてもいい人だったり、一緒に釣りに行く仲間が出来たりと、充実しています。

これからの目標や自身が感じる「アサヒセイレングループ」の魅力を教えてください。
今の目標は、社内の「TQC大会」で優勝することです。TQCとは、各部署で問題解決や品質向上のために行うサークル活動で、年に1回成果発表の大会があります。活動を通してリーダーシップや、プレゼン力などが身につくので、積極的に参加しています。将来的には、グループ内で全国の工場をまとめる、事業本部長を目指しています。知識や経験の蓄積はもちろんですが、資格の取得や、お客様に伝えるための文章力も磨いていきたいですね。アサヒセイレングループの社員はみんなとても元気で明るいです!風通しがよく、悩んだときは気軽に上司に相談できる環境なので、そこも魅力だと思います。