PERSON人を知る
小林 光法

探求心と、
それを支えるプラス思考が必要です。

鈴木 悠太

技術開発センター2014年新卒入社

YUTA SUZUKI

技術開発センター

現在担当している仕事について教えてください。

主に、アルミニウム合金の開発を行っています。お客様が希望する特徴(鋳造しやすい、壊れにくいなど)の合金をつくるために、必要な組成(ケイ素、マグネシウムなど金属成分の組み合わせ)を考えることが仕事です。新しい合金の開発までには、何度も実験を繰り返します。また、技術開発センターは、お客様の分析依頼を受けたり、不良品の詳細調査を行う役割も担っています。分析・試験といったデータ測定にくわえて、仮説を立てて再現実験を行うこともあります。お客様への結果報告は緊張しますが、納得してもらえた時はとても安心しますね。

「重要なスキル」や「こういう人が向いている!」と思う点はありますか?

探求心と、それを支えるプラス思考が必要です。何度も繰り返し実験して、残念ながら仮説通りのデータが得られなくても、そこから何か一つでも気づきを持てる人や、次はこうしてみよう、と前向きにとらえられる人は向いています。
また、データから意味を読み解く観察力も大事ですが、周囲とのコミュニケーション力は新しい視点をもたらしてくれます。実験データをグラフ化するときに、職場で意見を聞いてx と y を別の要素に変えてみたら、今まで気付かなかったデータの関係性がわかったことがあります。

技術開発センター

どのようなときにやりがいを感じますか?

合金開発は難しいからこそ、やりがいも感じています。大切なステップは、お客様の要望を明確にしたり、既存データの裏付けをとったり、業界の動向調査をしたりといった下準備をすること。どんなに準備して進めても、唯一の正解はありませんから、様々な選択肢の中で、お客様の要望に一番マッチする方法を開発段階で何度も試行錯誤しています。また、自社企画での新しい合金開発も進めていますが、上司には「1000件のテーマを進めて、3件うまくいけばいいほうだ」と言われています。それくらい奥深く、一筋縄にはいかない世界ですが、自分が開発に関わった合金が機械の部品になり、自動車に組み込まれ、そして世に出ていくのは感慨深いものがあります。

これからの目標や自身が感じる「アサヒセイレングループ」の魅力を教えてください。

技術開発センター長は、業界団体の技術委員を務めるような存在なのですが、いつか私が後継者になることが目標です。野望と言った方がいいかもしれません(笑)。そのためにも、文献での調査だけでなく、積極的に社外のセミナーや学会に参加して、造詣を深めるようにしています。大学や他社の研究成果や、業界の動向がよくわかり、仕事に活かせることも多いです。また、今後は自分を含めた当社も、そういった場で刺激を与えられる、業界の発展につながる存在になれるといいですね。

技術開発センター

学生の方々へのメッセージをお願いします。

技術開発センターでは専門的な業務を行っていますが、学生時代に金属関連を学んでいた人は少なく、アルミに関しては入社してから知識を得ている人がほとんどです。また、アサヒセイレングループでは「学びへの積極的な姿勢」が、半期ごとの目標と達成度で評価され、結果は給与にも反映されます。前歴だけにとらわれず、学び続けることにチャレンジしたい方をぜひお待ちしています。

アサヒがつくるのは、
アルミじゃなくて「人」

募集要項をご案内します。可能性に満ちた、あなたのご応募をお待ちしています。

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